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2015.03.26 Thursday

MU『少年は銃を抱く』ごあいさつ、あらすじ、登場人物紹介、チケット情報



いよいよ27日から上演します『少年は銃を抱く』のパンフレットのごあいさつ、あらすじ、登場人物紹介、チケット情報を転載致します。観劇の御参考に向けてよろしければ、お好みの箇所を御拝読ください。出演者総勢21人ですが全員滾っております。
「少年」「家族」「教師」の三部作で贈るフルヴォリュームの長編です。
心よりご来場お待ちしています。(MU制作)

[チケット情報]
▲完売間近、お急ぎください
3/27(金)19:30△
28(土)14:00▲/19:00△
29(日)14:00▲/19:00○
30(月)19:30△
31(火)19:30○
4/1(水)19:00▲
上演時間:140分

ご予約(ただいま劇場窓口で当日清算のご予約を受付中)
※諸注意ありますので必ず御覧下さい
https://ticket.corich.jp/apply/61448/

◎『少年は銃を抱く』作品解説に代えて。   
MU主宰 ハセガワアユム(脚本・演出) 


音楽を聴いて逃避してる人間なんて完全に負け犬だろ、なんて台詞が出て来ますが。僕が10代の頃になんとか生き延びて来れたのは、間違いなく音楽があったからです。いま見返すと照れるような歌詞に思いを重ねて、外国の空気を部屋に入れて、となりの部屋の祖母も半強制的に大音量で聴いてました(天国のばあちゃんマジごめん。でも寝てたよね!)。レコード屋で見つけた一枚が、まるで裏で売買される薬のような、どこかの部屋に入れるキーのような、女の子や友達と秘密を分け合うツールでした。どのバンドが好きかはひとのセンスを推し量るメーターで、「へーそれ好きなんだ」とヘラヘラ笑いながら「Aを聴いてるのに、Bを聴いてるやつは、本当のAの魅力を判ってない」と格付けするドイヒーぶりで(当時は若かったんですみません)まだ音楽が最大公約数の文化だったので「判ってる・判ってない」が踏み石のように転がってました。ひとを好きになるための地図にもなってました。

いま、自分がおっさんになってどうなったかと言うと。ひとが何聴いてようが超どうでもいいです。それがタフになったのか孤独になったのか、大人になったのかわかりませんが、変わらず音楽は聴いてます。リビングでカミさんがワンダイレクションを爆音で聴いていて、隣の自室ではジェイムス・ブレイク聴いてふわふわしてます。タワレコみたいにあっちこっちで適当に音が鳴ってて、猫が半強制的にどちらかの音楽を聴いています。
ただ、ああいう音楽に祈りを託すような聴き方は二度とないんだろうなと思います。

そういう10代を過ごした僕からすると、音楽なんか流行ってなくて「SNS」を渡り歩いて繋がれるいまの10代はずっと楽しそうに見えます。
だってまわり道や妄想なんていらねーじゃんって。
でも、きっとそれはこっち側からの視点であって、彼らも彼らなりの問題があるし。まわり道や妄想がなくて、現実しかないってのは逆にキツいかもしれません。
音楽がそんなに必要じゃない時代だから、じゃあ僕は音楽の代わりに彼らに銃を与えようと思った。
んー、違うな。銃を与えて自分もやり直してみようと思った、が正解かもしれません。
それがこの作品の全ての始まりです。 総勢21人。きっとあなたもどこかにいると思います。
この銃の感触が客席にもどうぞ届きますように。

◎あらすじ ※御観劇前に読んで戴いても問題ありません

16年前に歌手・江口光が庭先で亡くなってから「江口ハウス」と呼ばれる家にファンが集まりだす。その中には問題を抱えた不登校児の姿も多くあった。オーナーの息子である光雄は彼らを救うべく、祖父が戦中にくすねた銃をお守りとして分配するが・・・。
「少年たち」「家族たち」「教師たち」の視点が交差する全三部構成で贈る、ぶっ壊れた学園劇。

◎登場人物と配役紹介 ※( )俳優名

第一部 少年たち
小嶋光雄 ・・・ 江口ハウスを運営する小嶋家の長男。仲間に銃を分配する。 (小沢道成)
大岡山誠 ・・・ 江口光の熱狂的ファン。演劇部でハブられてる。角刈り。 (岡山誠)
福田栄人 ・・・ 江口ハウスの常連。引きこもりがちで死亡説まで流れた。 (友松栄)
猪戸モヨコ ・・・ ロック好きの地味っ子。 (ししどともこ)
明石健 ・・・ サッカー推薦で高校進学したが交通事故に遭う。 (古屋敷悠)
小川恵美 ・・・ 光雄の恋人。明るくも超こんがらがってる。 (小園茉奈)

菅井望夢 ・・・ 大岡山が所属する演劇部のOB。顧問に頼まれて演出を担当。 (菅山望)
鳴海唯 ・・・ 演劇部の部長。タフに生きている「女」。 (鳴海由莉)

第二部 家族たち
知和 ・・・ 江口ハウスのオーナー。光雄の父。 (成川知也)
尚司 ・・・ 知和の弟、晴臣の父親。自転車屋を経営。火事に遭う。 (大塚尚吾)
いつか ・・・ 光雄の姉。小説家。 挙動不審。 (真嶋一歌)
正 ・・・ 光雄の祖父。戦中に銃をくすねる。痴呆が進んでおり二階から降りられない。 (小野塚老)
晴臣 ・・・ 光雄の従兄弟。尚司の息子。いわゆるやんちゃ。 (斉藤マッチュ)

第三部 教師たち
梶浦(校長)・・・ 駒田高校初の女校長。 (久保亜津子)
青山(数学) ・・・ 馬鹿真面目。 (青木友哉)
古澤(英語) ・・・ 向上心高めなバツイチ。おしゃべりが故にマシンガンズと呼ばれる。 (古市海見子)
笹野(現国) ・・・ エロ正しい女教師。古澤とふたりでマシンガンズと呼ばれる。 (佐々木なふみ)
宮野(スクールカウンセラー) ・・・ もこもこしてるカウンセラー。 (宮田智佳)
佐川(情報処理) ・・・ 何事もスマートにこなすモテ教師だが。 (佐野功)
森木(化学) ・・・ 思ったことが口に出る狂気。 (森久憲生)
野崎(体育) ・・・ ぬるぬるしてる。水をよく飲む。 (山崎カズユキ)


主催・企画:MU 080-3204-7066 muweb.info@gmail.com ※各種オファー、御問い合わせもこちらへ。

[当公演のコンセプト]
MU『少年は銃を抱く』は三部連作で構成される、ぶっ壊れた学園劇です。
フライヤーに記載されている通り、「祖父が戦中にくすねた銃を、少年が分配する」物語です。

1999年に逝去した歌手・江口光が庭先で死んでいたため、その家がファンの聖地と勝手になり、
「江口ハウス」と呼ばれ存続している。そこで銃を配ることから物語がはじまります。
三部作なので、あらゆる視点が交差する構成となっております。

本作は、鴻上尚史さん主宰・虚構の劇団から小沢道成さんを、そして王子小劇場主催佐藤佐吉演劇賞2013最優秀助演男優賞・斉藤マッチュさんを主演に迎えており、また、多くがMU出演経験のあるオールタイムベストなキャスト陣で御贈りします。 
上演時間は140分となりますので、お手洗いなどお早めにご利用ください。

映画撮影や朗読劇、ギャラリー公演の数々を経て、MUは演劇の聖地でもある下北沢駅前劇場に、3年ぶりに戻って来ました。戦線に戻って来た気分で昂っております。どうぞごゆっくりお楽しみください。

MU主宰・ハセガワアユム



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